泉野出町 「割鮮のむら」
Date: 2012年2月29日
先週の金曜日、お世話になってるお得意さんと泉野出町、金沢市総合体育館前にあるにある「割鮮のむら」さんへ。金沢で「割鮮のむら」といえば、それこそ”知る人ぞ知る”の言葉がぴったりなお店。住宅街の目立たない場所にあるけれど根強いファンがたくさんいる。
はじめてくる時は迷うのがお約束。
店名は「割烹 のむら」ではなく「割鮮 のむら」。
地元で獲れた素材を手間を惜しまず旬を大切にする一皿一皿には、自然の「命」を引き継いで生きているから厳選した安心・安全な素材を提供するという責任から。
日ごとに変わる惣菜、季節で変わる料理。
毎日行っても飽きないことで有名で、とにかく美味しいの一言。ちなみにこれは、「ぐんぼくしいたけ」を炭火でさっとあぶって塩をふっただけ。これがまた絶品!
肉厚な自家製かぶらずし。
鮮度のいい魚にこだわった数々の料理、北陸の魚・金沢の味。
こちらはあなごの天麩羅、山菜と一緒に出てくるのがにくい!
ぐじの酒蒸し、後ろはつなぎの骨せんべい。
のむらに来たら必ず食べる鶏モモ、あいにくこの日はムネ。でも本当のお目当ては柚子胡椒。
これがうまい。なぜか?こいつ柚子胡椒のくせに傷むから。
片町の割烹「浜長」で長く修行したご主人の野村正道さんは、
「食材を厳選するのはこだわりではなく、料理人の責任だと思っています。 食材のもつ命を大切にしながら、私がさらに新たな命を吹き込み、お客さんに味わってもらう。 お客さんの笑顔がエネルギーになってまた明日も頑張れる、その繰り返しです」
ん、やっぱ安心。
お客さんの喜ぶ顔が見たくて素材探しに全国を飛び回る、頭がさがります。