「頭脳パン」の金沢製粉株式会社
Date: 2011年6月3日
今日のお昼はは自家製パン。「頭脳パン」で有名な金沢製粉さんのパン粉で作った自家製パン。
実は、「頭脳パン」で有名と言っても、それが金沢製粉さんだとは知りませんでした。
知ったきっかけはある取材でのこと。
金沢製粉さんへ取材に行くことになり下調べをしていてびっくり、なんとあの「頭脳パン」を作ってたのが金沢製粉さんだったんです。
そしていざ取材。
金沢製粉株式会社 社長の寺田 匡(てらだ・ただす)にお話を伺いました。
その中で創業者の話、沢山の人に支えられて今がある、話し上手で楽しくお話をお伺いすることができました。
金沢製粉さんにはホームページがありません、そこで私がお伺いしました。
「営業じゃないんですが(笑)、ホームページを作られたらいかがですか?地元、金沢にこんなにすばらしい会社がある事を沢山の人に知ってほしいです。」
とお伺いすると、
「いまどき珍しいかもしれませんが(笑)、製粉という仕事は縁の下の力持ち、見えないところでお客さまを支えたいとの思いがあってのことなんです。」
「でも、金沢製粉さんの事や頭脳パンの事を知りたい人のために作られたらいかがです?」と私。
「お客様の前に出ることはできません。」
と、やさしく笑っておられたのが印象深い。
ちなみに、あの「頭脳パン」のヒミツについてお伺いしました。
1960年頃、慶応大学教授の故・林髞(たかし)氏が、「ビタミンB1は頭の働きを良くする」という説を唱えていたことから、小麦粉の付加価値を高めようと、ビタミンB1を多く含む小麦粉の開発に取り組んだのがはじまり。
普通の小麦粉100gに含まれるビタミンB1は0.1mgほどですが、「頭脳粉」には0.17mg以上含まれます。
発売当時の大ブームが下火になった後も、伊藤製パン、フジパンがそれぞれ頭脳パンの製造を始めた91年、06年に第2次、第3次ブームが訪れました。
今でも毎年、受験期にはよく売れるそうです。
やっぱり社長さん、ホームページ作りましょう!(‘-^*)/